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■■ 材料の大きさを把握する ■■
物を作るには、まず材料のことを知らないと始まらない。材料の特徴が分かれば、正確な計画を立てられます!
私の場合、何かを作る時に特別な材料以外、ほとんど1×4材を使用しています。
なぜかというと、必要な材料をその大きさの板で買うと高いから・・・・
それじゃあその幅を稼ぐにはどうするかというと。。。1×4材をつなぎ合わせて必要な幅にします。
1×4の幅と厚さはというと、幅:89mm、厚さ:19oです。大体9cm×2cmと思っていればいいでしょう。
1×4材を使う理由がもうひとつあります。それは設計図を書くときに想像しやすいということです。
いろいろな幅や厚さの板があると設計図を描いている時に、板ごとの情報を覚えておく必要があり、この板とこの板を重ねた時の厚さは何cm、
この板とこの板を並べた時の幅は何cm・・・
こうやって考えていると、設計図を書き終わって、いざ作ろうとしたときに
「あれ?ここ何cm足りなかった・・・」なんてことが発生します。
想像力豊かな人は間違えないのかも知れませんが、少なくとも、私はよく間違えます。
なのでなるべく同じ材料で作ることで、組み立て時の補正をなるべく少なくします。
また、同じ材料で作ることを覚えると、今回あまった材料を次の作品に回すことができますし、材料が安くなっていた時に買いだめしておくことも可能です。
以下に、私がいつも使っている材料をあげておきます。
おもに以下に示した分類で必要な道具を紹介していきます。
- 板
- 材料の基本となるものです。私の場合1×4材を使うことが多いです
- 木ネジ
- 板と板を接合するためのネジです。昔は釘を使っていましたが、最近は木ネジのほうがメジャーのようです。
釘よりもしっかり接合することができます。
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■ 板 ■
1×4材(SPF材)
SPFとは板の材料が、S:スプルース(米トウヒ)、P:パイン(松)F:ファー(モミ)からなるもので、
いずれも成長が早く安価に製材できる板です。
SPF材の良いところは、何といってもその価格!他の材質で同じものを買おうとすると何倍も違ってきます。
安売りしていると1×4材が1800mm×5本で、798円で売っています(ドイト)。
通常は1000円ぐらいです。通販ですともう少し高くなります。
前述したとおり、幅89mmで厚さが19mmですので、この大きささえ覚えておけば、後は大体この倍数で考えれば良いので、
最終的な食い違いは少ないと思います。
1×4材(WRC材)
ウッドデッキをこの材料で作ったという経緯があるので、この材料には好感を持っています。
WRCと書いてあると何のことやらわかりませんが、ウェスタンレッドシダー、日本語でいうと米スギです。
杉(シダー)といっても、ヒノキ科の木材だそうです。
材質的には柔らかく、木ねじなどを簡単に打ち込むことができます。さらに耐水性に優れており腐りにくいです。
難を言えば、SPF材の2倍から3倍の価格になることです。私の場合、外に置くものを作る時には、やはりWRCを使っています。
どうでも良いことですが、SPF材よりWRC材のほうがいい匂いがします。ガレージで作業をしていると、なぜか蜂がたくさん飛んできます。
下の写真の板が1×4材です
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■ 木ネジ ■
木ねじ(長さ35mm)
木ねじならなんでもいいわけではないです。板の厚さを考えないと木ねじが板を突き抜けてしまいます。
ではなぜ35mmかというと、1×4材の厚みが19mmだからです。
1×4材を重ねて、それを木ねじで接合しようとすると、厚みが38mmぐらいです。35mmならば丁度良い具合に木と木をつないでくれます。
プレナー加工と言って、表面にデコボコが無いようにきれいに削ってくれている場合、当然厚みが薄くなりますが、35mmの木ねじならば突き抜けることはありません。
なので、私の場合、35mmの木ねじを使用しています。
それから材質にも気配りしないといけません。外で使うような作品を作る場合には、ステンレス製の木ねじを使用することを勧めします。鉄製ですと確実に錆びますし、
錆びると木ねじの締め付けが緩くなり作成したものがすぐ壊れてしまいます。
木ねじ(長さ25mm)
木ねじは35mmと言っておきながら、25mmってどういうこと?と思う方もいらっしゃるかと思います。
これはなぜかというと、後で書こうと思っていますが、ダボ埋めする人用です。
ダボ埋めとは、ネジの頭が見えないようにする方法で、板に少し穴をあけて其処にネジを打ち込み、穴をラミン棒という細い木で塞いでしまうという方法です。
ダボ埋めするためにはダボ用の穴をあけますが、その穴の深さは6mm程度です。
前述したとおり、板の厚さは38mmなので、ダボ穴をあけると板の厚みは32mmぐらい・・・35mmのネジだと突き抜けてしまいます。
従って、35mmよりも短い25mmのネジが必要になります。
私の場合は、この35mmと25mmの2種類を使用することがほとんどです。
下の写真の右側が35mm、左側が25mmの木ねじです。
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